特集 第10号記念企画 『ポピュラー音楽研究』10年を振り返って
論文
路上演奏者の公共感覚-心斎橋の弾き語りシンガーを事例として 木島由晶
「黒い響き」との微妙な距離-公民権運動期の代表的演説の音楽性の分析 久保田翠
沖縄音楽レコード制作における〈媒介者〉としての普久原朝喜-1920-40年代・丸福レコードの実践を通して 高橋美樹
Love-and-Murder Ballads and Songs in Country Music TANAKA Kenji
〈参加〉する聴衆-フジロックフェスティバルにおけるケーススタディー 永井純一
日本におけるミュージックビデオ受容空間の生成過程-エアチェック・マニアの実践を通して 溝尻真也
研究ノート
新聞記事・雑誌記事等にみる「インディーズ」概念の定着過程 川島漸
ハワイの「日本の歌」と懐メロ・ブーム-カラオケの時代と二世楽団への懐古 中原ゆかり
文化の公的支援とポピュラー文化 宮本直美
書評論文
石橋純著『太鼓歌に耳をかせ-カリブの港町の「黒人」文化運動とヴェネズエラ民主政治』 今田匡彦
井上貴子著『近代インドにおける音楽学と芸能の変容』 田井竜一
増田聡著『その音楽の〈作者〉とは誰か-リミックス・産業・著作権』 戸澤義夫
報告
大会報告(2005年第17回大会、弘前大学) ワークショップ
(A)ポピュラー音楽研究とオタク系文化の接合点を探る 井手口彰典
(B)「国立民俗舞踊団」に投影されるナショナルな美学とは 倉田量介
(C)東アジアにおける民俗音楽のポピュラーミュージック化をめぐって 仲万美子
研究例会記録(2005年)
『ポピュラー音楽研究』編集規定/論文投稿規定/論文等執筆要領