日本ポピュラー音楽学会2022年第3回例会のお知らせ
・タイトル
細川周平『近代日本の音楽百年』合評会
・日時 2022年7月10日(日) 14時~17時
・開催方法
対面及びZOOMによる中継
申込フォーム:
https://docs.google.com/forms/d/10CLspG3VOvAflycHhKAF5gsjE2bKKHgqC7noqA-Saro/edit
*学会員の方は対面参加希望者のみフォームにご記入ください。
・評者(五十音順)
垣沼絢子 所属:無所属
専門:演劇学(近現代演劇史)
栫大也 所属:九州大学大学院芸術工学府 博士後期課程
専門:音楽学(近代日本音楽史)、歴史学
張佳能 所属:大阪大学博士後期課程 日本学術振興会特別研究員DC2
専門:音楽学(大衆音楽史)
西澤忠志 所属:立命館大学先端総合学術研究科 一貫制博士課程
専門:音楽学(近代日本音楽史)、歴史学
山田淳平 所属:奈良県
専門:歴史学(日本近世史)
・応答
細川周平(京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター 所長)
・司会
輪島裕介(大阪大学)
・開催趣旨
2020年に出版された近代日本音楽史の大著、細川周平『近代日本の音楽百年』は多くの反響を得ている。その範囲は音楽史研究者のみならず、音楽家、文芸評論家にまで広まっている。
しかし、本書は日本音楽史だけでなく、演劇研究やサウンドスタディーズなど、他分野の知見を要する。そこで、有志を募って読書会を開催し、多くの知見をもとに本書を読み解いた。この読書会での成果をもとに、書評集「私たちにとっての近代日本音楽史――細川周平『近代日本の音楽百年』読書会記録」を発表した。
(https://jinbunxshakai.org/journal_05.html)
この書評は、『近代日本の音楽百年』の成果が自身の研究的立場から見てどう評価できるのかを集めたものとなっている。近代日本の音楽史研究だけでなく、日本近世の音楽史研究や演劇研究といった、時代やジャンルを異にする研究者から見たこの書評は、『近代日本の音楽百年』が持つ学問的越境可能性を予期させるものとなっている。
今回、著者細川周平の御厚意により、本書の合評会を開催することとなった。
著者との話し合いを通じて、今後の近代日本音楽史研究の道筋を見てみようと思う。(文責・西澤忠志)
問い合わせ:輪島裕介(研究活動委員長)yskwjm[at]gmail.com