The Japanese Association for the Study of Popular Music

2021年度 第3回 オンライン例会

日本ポピュラー音楽学会 2021年度第3回オンライン例会のお知らせ

 

「ポストコロナ時代における文化・芸術の立ち位置ー文化政策との親和性」と題したシンポジウムを開催します。
当日はYouTubeでのライブ配信をおこないます。
どうぞ、奮ってご参加ください。

 

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日本ポピュラー音楽学会 第3回オンライン例会
シンポジウム「ポストコロナ時代における文化・芸術の立ち位置ー文化政策との親和性」
2021年6月12日(土)14:00〜17:00
ライブ配信(YouTube)⇒ https://youtu.be/O9vOljcLcWM

 

 

趣旨
 COVID-19のパンデミックは止まるところを知らない。そんななか、ポピュラー音楽をはじめとする文化・芸術は難局に直面している。プレコロナ時代には、自律性が尊重された文化・芸術は、およそ文化政策と縁遠い立ち位置にあった。あるいは、ある意味で「資本主義との近接性」としてとらえることもできるだろう。もっとも、今回のコロナ禍では、文化・芸術が文化政策と無関係ではいられなくなった。そして、ライブハウスのようなサブカルチャーは、文化庁、経産省、内閣府や観光庁などによる公的な支援からこぼれ落ちる存在であることが露呈した。こうした状況を憂慮して、〈文化芸術〉の名のもとに、ライブハウス、小劇場、ミニシアターなどジャンルを横断して、文化行政などへ公的な支援を訴える動きも活発になっている。
 日本ポピュラー音楽学会では、いち早くCOVID-19の音楽産業への影響を調査するため、2020年4月に「新型コロナウイルスと音楽産業JASPM緊急調査プロジェクト2020」(2020年12月に終了)を発足した。その一環として、これまで3回にわたって、COVID-19によるポピュラー音楽への影響に関するシンポジウムを開催してきた※。それらを踏まえつつ、6月12日(土)にオンライン例会として、「ポストコロナ時代における文化・芸術の立ち位置ー文化政策との親和性」と題したシンポジウムを開催する。このシンポジウムでは、プレコロナ時代の状況を理解しながら、ポストコロナ時代の文化・芸術と文化政策の関係について考える。

 

※これまでのシンポジウム
「COVID-19によるライブハウス文化への影響〜現状報告」2020年11月8日(日)開催
https://covid19.jaspm.jp/archives/1852

 

「ポピュラー音楽と文化助成〜COVID-19による影響」2020年12月20日(日)開催
https://covid19.jaspm.jp/archives/1863

 

「ポピュラー音楽と政治ー文化と公助の関係をめぐって」2021年2月23日(火)開催
https://www.jaspm.jp/?p=3306
https://www.youtube.com/watch?v=-aIKCuPoeN4&feature=youtu.be

 

登壇者(五十音順)
澤田聖也(東京藝術大学大学 博士課程)
関野豊(ソニックプロジェクト 代表取締役社長)
高橋かおり(立教大学社会情報教育研究センター 助教)
三ヶ田圭三(club SONIC iwaki 店長)
宮島真一(シアタードーナツ・オキナワ 代表)

 

コーディネーター・司会
宮入恭平(社会学者/大学講師)

 

運営スタッフ
加藤賢、小林篤茂

 

問い合わせ先
輪島裕介(研究活動担当理事)yskwjm[at]gmail.com