日本ポピュラー音楽学会第18回大会
2007年12月2日〜3日 東京大学駒場キャンパス
12月2日(土)
【シンポジウム】
「ビートルズの音楽」
パネリスト:和久井光司、川上シゲ、佐藤良明
司 会 :増渕敏之(音楽プロデューサー・東京大学大学院博士課程)
12月3日(日)
【個人研究発表A】
司会:福岡正太(国立民族博物館)
韓国における社会批判を歌うアイドル
李承美
ハイブリッド・ガムランのゆくえ ― ランガム・ジャワ、チャンプルサリ
由比邦子
司会:西村秀人(名古屋大学)
「市場主義」とポピュラー音楽研究 ― キューバ国内における音楽学会の過去と現在
倉田亮介
南フランスにおける対抗文化的「オクシタン音楽」の可能性 ― デュパンの場合
昼間賢
ユーロヴィジョンにおける歌詞に見る国のイメージ ― ポルトガルを例として
ネーヴェス・マウロ
【個人研究発表B】
司会:生明俊雄(広島経済大学)
加藤綾子
日本の音楽ビジネスの現状分析 ― 音楽ビジネスの制作組織に見る柔軟な専門性
サウンドトラックの作品化 ― テレビアニメを事例に
山崎晶
司会:加藤清明(中京大学)
音楽制作環境の私有化とミュージシャンシップの再編成
谷口文和
ミュージックビデオ番組の生成 ― ポピュラー音楽と放送メディアをめぐる社会史
溝尻真也
【個人研究発表C】
司会:久野陽一(愛知教育大学)
変貌するミュージシャンシップ ― 「現代化」する米国黒人教会の音楽実践の事例から
野澤豊一
1,927曲のカントリーミュージック歌詞から探るsongwriterの意識
田中健二
司会:大和田俊之(慶應義塾大学)
ビートルズの身体性 ― ロックの大衆化に伴う女性の役割
藤木優一
差別表現の受容過程に見る言説効果 ― 音楽雑誌のエミネム評価を事例として
栗田知宏
1970年代を中心とする英米ポピュラー音楽におけるジェンダー・パフォーマンスの意義について
當間麗
【個人研究発表D】
司会:早稲田みな子(東京芸術大学)
ハワイと沖縄のポピュラー音楽當當アメリカと日本のポピュラー音楽環境の考察過程として
宮入恭平
ハワイの「日本の歌」と懐メロ・ブーム
中原ゆかり
司会:武田俊介(滋賀県立大学)
「芸術」として成立したアメリカン・ポピュラーミュージック ― 日本の音楽鑑賞教育
西島千尋
童謡の音楽化 ― 音響メディアの揺籃期におけるレコードと子どもに関する考察
周東美材
統制の対象から文化・教育の資源へ ― 民謡のカテゴリー化と価値の転換をめぐって
長尾洋子
○ワークショップA
映像音楽学の試み
司 会 :永井純一(関西大学大学院博士課程後期過程)
問題提起者:永井純一、太田健二(大阪大学・会員)、新井一寛(京都大学大学院)
討 論 者:鈴木岳海(関西大学非常勤講師)
○ワークショップB
インターネット時代の音楽産業の変容と研究からのアプローチ
司会・コーディネーター:大山昌彦(東京工科大学)
問題提起者:生明俊雄(広島経済大学)、油井誠志、阿部勘一(淑徳大学)
討 論 者:木本玲一(関東学院大学)
○ワークショップC
近代日本の洋楽受容 ― 『眩しさ』の進化論
司 会 :佐藤良明(東京大学)
問題提起者:北中正和(音楽評論家)、竹中孝宏(東京大学)、三井徹
討 論 者:東谷護(成城大学ほか)