日本ポピュラー音楽学会第14回大会
2002年12月7日〜8日 大東文化大学
12月7日(土)
【基調講演】
「音楽文化の健全な発展を阻害するもの ― 技術革新がもたらしたコピーライトの危険」
富塚勇( (社)日本レコード協会会長)
【シンポジウム】
「ポピュラー音楽研究に未来はあるか? ― 制作・評論・音楽学からの視点 ― 」
パネリスト:麻生 香太郎(音楽コラムニスト・作詞家)
高 護( (株)ウルトラヴァイヴ社長・音楽制作者)
山田 晴通(東京経済大学コミュニケーション学部助教授)
渡辺 裕(東京大学大学院人文系研究科教授)
司会:小西 潤子、田井 竜一(研究活動員)
12月8日(日)
【個人発表A】
司会:南田 勝也
インディーズに見るインターネット時代の音楽制作と流通
鈴木 孝(東京工業専門学校)
テクノ・ミュージックの変容 ― その可能性と技術 ―
藤本 貴之(北陸先端科学技術大学院大学)
オタク文化における音楽活動の分析 ― MIDI音楽との関連を中心に ―
井手口 彰典(広島大学)
「音楽の著作物」の支分権法制史 ― わが国と欧米との比較試験 ―
森川 卓夫(エムエムラボ)
「パクリ」再考 ― その概念分析の試み ―
増田 聡(鳴門教育大学)
【個人発表B】
司会:小泉 恭子
沖縄系J-POPの諸相 ― 沖縄アクターズスクールの新展開 ―
木村 友一(兵庫県立多可高等学校)
Soldiers’Mother ― 戦時国債と音楽家 ―
森 博史
ベルサイユのばらにおけるトランスジェンダーとユートピア的な恋愛の表象
― 漫画と宝塚歌劇のパフォーマンスを通して ―
渡部 百合子(カリフォルニア大学サンディエゴ校博士課程)
東京のストリートミュージック ― 都市のサウンドスケープの生成過程として ―
李 理恵子
グローバル化時代に成長した若者の音楽観
― 視覚芸術短大生の音楽志向の変遷を通して ―
仲 万美子(同志社女子大学/神戸山手大学非常勤講師)
◯ワークショップA
「売れ筋アーティストの謎を解く ― マーケティング的考察 ― 」
司会/コーディネーター:阿部 勘一(淑徳大学)
パネリスト:武内 郎(東京ニュース通信社)、新井 範子(専修大学)
◯ワークショップB
「日韓ポピュラー音楽」
司会/コーディネーター:大西 貢司(日本大学・千葉大学)
1.東アジアポピュラー文化研究に向けて
岩渕 功一(国際基督教大学)
2.パンクロックによる日韓関係—政策レベルの文化交流との比較を軸に—
高原 基彰・岡田 宏介(東京大学大学院)
3.韓国歌謡の日本での受容とK-POPの現在
三須 純平(ワーナーミュージック・ジャパン)
4.KJ-POP—在日韓国人・日韓コラボレーションのポピュラー音楽
大西 貢司(日本大学・千葉大学)
5.K-POPアーティストの日本での受用—godを中心にして—
竹下 南(作曲家)
◯ワークショップC
「ポピュラー音楽とファン」
司会:小川博司(関西大学)
コーディネーター:辻 泉(東京都立大学大学院)
1.戦後日本のポピュラーカルチャーの歴史
岩間 夏樹( (株)ライズコーポレーション・東北大学大学院)
2.ポピュラーカルチャー研究の理論的布置関係およびその歴史
宇城 輝人(福井県立大学)
3.ファンに見る対人関係とアイデンティティのありよう
辻 泉(東京都立大学大学院)
4.ファンに見る文化生成の可能性
吉光 正絵(県立長崎シーボルト大学)