ニューミュージックとは何だったのか?――J-POPの淵源を探る

会場:友愛館Y-005教室・14:40〜15:20

平川裕司(フリーランス)


かつてニューミュージックという言葉が、日本のポピュラー音楽をさす言葉として大きく取り上げられた時代があった。日本のポピュラー音楽シーンにおいて大きな転機を迎えたのは、60年代後半から70年代初頭で、プロの音楽家やプロの歌手が作り出す、いわゆる流行歌が主流だった時代から、自作自演のシンガーソングライターが登場してくる頃である。シンガーソングライターは、自分の言葉やメロディー、アーチスト性を遺憾なく発揮し、革新的な楽曲を世に送り出してきた。この変化はシンガーソングライターというアーチストだけの問題ではなく (さらに…)

同人音楽の歌姫による自己の表現

会場:友愛館Y-005教室・16:00〜16:40

藤下由香里(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)


これまで同人音楽研究では、メディアやネットワーク、ジャンルの特性といったものについての論述が多く、パフォーマーに関する研究はなされてこなかった。現在のところ、オタク系同人作品の傾向は、男性が女性へ抱く性的なイメージによって作られた作品や、女性向けのやおい系作品の創作が多数を占めている。同人音楽においても青年男性が中心となって創作活動が行われてきた経緯があるが、2000年代以降、女性が主体となった同人音楽活動もみられるようになった。 (さらに…)