鯨のためのロック・コンサート「ローリング・ココナッツ・レヴュー・ジャパン」 ――開催経緯と音楽雑誌における評価を中心に

会場:友愛館Y-004教室・16:00〜16:40

大嶌徹(玉川大学、松蔭大学非常勤講師)


本発表は、1977年4月8日から10日にかけて東京晴海ドームで行なわれた大型コンサート「ローリング•ココナッツ•レヴュー•ジャパン」の開催経緯と活字媒体での語られ方を検討し、特に、このコンサートに向けられた批判の意味を考察する。

もともとこのコンサートは、環境保護団体「グリーンピース」のメンバーらが反捕鯨運動の一貫として日本に持ち込んだ企画であった。海洋哺乳類の保護は、1970年代半ばの北米における社会運動の一つの潮流を形成していた。 (さらに…)

フェスをめぐる差異――「行く/行かない」と「行ける/行けない」

会場:友愛館Y-005教室・10:00〜13:00

永井純一(司会):神戸山手大学
永田夏来(問題提起者):兵庫教育大学
山崎翔(問題提起者):北海道大学大学院
ゆーきゃん(討論者):ボロフェスタ主催者・シンガーソングライター


1997年にはじまったフジロックフェスティバルは、その後の音楽イベントやライブ文化に大きな影響を与えた。それから20年近くが経過し、「フェス」をとりまく状況は、当時とはまったく異なるものへと変化している。それはすなわち、フェス文化なるものが芽生え、日本の社会的あるいは文化的な条件に適応する形で、その都度最適化されてきた結果であるといえるだろう。90年代からゼロ年代を経たフェスが、近年、次のフェーズへ移行しつつあるとして、現時点でその流れを把握し、それがどのようにローカライズされまた受容されているのかを整理しておくことは、ポピュラー音楽文化を語るうえで重要な作業だといえるのではないだろうか。

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