初音ミクライブにおけるオーディエンス──『初音ミク「マジカルミライ2013」』を事例に

会場:友愛館Y-004教室・14:00〜14:40

吉村汐七(大阪大学大学院文学研究科博士前期課程)


本発表では、2007年8月に発売された音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェア「初音ミク」のライブに注目し、その中で実際に何が行われているのかを明らかにしていく。特に今回は、実在しない初音ミクのライブに熱狂するオーディエンスの存在を中心に見ていく。

これまで、初音ミクに関する先行研究としては、音響技術的な観点や初音ミクのキャラクターそのものに注目したもの、ニコニコ動画と初音ミクの関係についてなどがあった。しかし (さらに…)

フェスをめぐる差異――「行く/行かない」と「行ける/行けない」

会場:友愛館Y-005教室・10:00〜13:00

永井純一(司会):神戸山手大学
永田夏来(問題提起者):兵庫教育大学
山崎翔(問題提起者):北海道大学大学院
ゆーきゃん(討論者):ボロフェスタ主催者・シンガーソングライター


1997年にはじまったフジロックフェスティバルは、その後の音楽イベントやライブ文化に大きな影響を与えた。それから20年近くが経過し、「フェス」をとりまく状況は、当時とはまったく異なるものへと変化している。それはすなわち、フェス文化なるものが芽生え、日本の社会的あるいは文化的な条件に適応する形で、その都度最適化されてきた結果であるといえるだろう。90年代からゼロ年代を経たフェスが、近年、次のフェーズへ移行しつつあるとして、現時点でその流れを把握し、それがどのようにローカライズされまた受容されているのかを整理しておくことは、ポピュラー音楽文化を語るうえで重要な作業だといえるのではないだろうか。

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