初音ミクライブにおけるオーディエンス──『初音ミク「マジカルミライ2013」』を事例に

会場:友愛館Y-004教室・14:00〜14:40

吉村汐七(大阪大学大学院文学研究科博士前期課程)


本発表では、2007年8月に発売された音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェア「初音ミク」のライブに注目し、その中で実際に何が行われているのかを明らかにしていく。特に今回は、実在しない初音ミクのライブに熱狂するオーディエンスの存在を中心に見ていく。

これまで、初音ミクに関する先行研究としては、音響技術的な観点や初音ミクのキャラクターそのものに注目したもの、ニコニコ動画と初音ミクの関係についてなどがあった。しかし (さらに…)

同人音楽の歌姫による自己の表現

会場:友愛館Y-005教室・16:00〜16:40

藤下由香里(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)


これまで同人音楽研究では、メディアやネットワーク、ジャンルの特性といったものについての論述が多く、パフォーマーに関する研究はなされてこなかった。現在のところ、オタク系同人作品の傾向は、男性が女性へ抱く性的なイメージによって作られた作品や、女性向けのやおい系作品の創作が多数を占めている。同人音楽においても青年男性が中心となって創作活動が行われてきた経緯があるが、2000年代以降、女性が主体となった同人音楽活動もみられるようになった。 (さらに…)