初音ミクライブにおけるオーディエンス──『初音ミク「マジカルミライ2013」』を事例に

会場:友愛館Y-004教室・14:00〜14:40

吉村汐七(大阪大学大学院文学研究科博士前期課程)


本発表では、2007年8月に発売された音声合成・デスクトップミュージック(DTM)ソフトウェア「初音ミク」のライブに注目し、その中で実際に何が行われているのかを明らかにしていく。特に今回は、実在しない初音ミクのライブに熱狂するオーディエンスの存在を中心に見ていく。

これまで、初音ミクに関する先行研究としては、音響技術的な観点や初音ミクのキャラクターそのものに注目したもの、ニコニコ動画と初音ミクの関係についてなどがあった。しかし (さらに…)

モッシュが発生する時、何が起きているのか?

会場:友愛館Y-004教室・15:20〜16:00

中野太郎(大阪大学大学院文学研究科音楽学専攻M1)


ロックのライブにおいて、オーディエンスが密集地帯で押し合い、フロアで自由に暴れ、リズムに合わせて飛び跳ねるといった光景がしばしば見られる。そのような行為は「モッシュ」という名前で呼ばれ、一般化している。それは元々1980年前後の英米圏のパンクシーンに始まりを持つ文化であり、90年代を通して日本を含めた世界の各地、特に英米圏のロック文化の影響を受けた地域、コミュニティに波及したものである。 (さらに…)