フェスをめぐる差異――「行く/行かない」と「行ける/行けない」

会場:友愛館Y-005教室・10:00〜13:00

永井純一(司会):神戸山手大学
永田夏来(問題提起者):兵庫教育大学
山崎翔(問題提起者):北海道大学大学院
ゆーきゃん(討論者):ボロフェスタ主催者・シンガーソングライター


1997年にはじまったフジロックフェスティバルは、その後の音楽イベントやライブ文化に大きな影響を与えた。それから20年近くが経過し、「フェス」をとりまく状況は、当時とはまったく異なるものへと変化している。それはすなわち、フェス文化なるものが芽生え、日本の社会的あるいは文化的な条件に適応する形で、その都度最適化されてきた結果であるといえるだろう。90年代からゼロ年代を経たフェスが、近年、次のフェーズへ移行しつつあるとして、現時点でその流れを把握し、それがどのようにローカライズされまた受容されているのかを整理しておくことは、ポピュラー音楽文化を語るうえで重要な作業だといえるのではないだろうか。

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1955年の音響メディア史

会場:友愛館Y-004教室・10:00〜13:00

中川克志(問題提起者):横浜国立大学都市イノベーション研究院
大和田俊之:慶応義塾大学法学部
髙橋聡太:東京芸術大学大学院


1. 音響メディア史の観点からポピュラー音楽を眺める視点を整備したい。つまり、楽曲中心ではなく、社会的・政治的背景との関連からでもない、ポピュラー音楽史の可能性を提示したい。これが当初の企画の意図であった。この企図を実現するために共同討論者と打ち合わせを行うなかで、本ワークショップでは、1955年のポピュラー音楽における音響メディア史に注目することにした。1955年といえば「ロックンロール」が生まれた年だが、この年を音響メディア史の観点から眺めると、どのような風景が浮かびあがってくるだろうか。より具体的に内容を指示するために、当初の企画名「ポピュラー音楽史における「電子音/電気音」の位置づけをめぐって(仮)」から変更させていただく所以である。

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