Japanese Association for Studying Popular Music

2012年第2回関東地区例会

関東地区では、5月25日(金)に例会を開催します。

今回は海外から日本に滞在中のお二方にご登壇頂きます。奮ってご参加ください。

日程:2012年5月25日(金)18:30-20:00頃
会場:東京芸術大学 北千住キャンパス 音楽学部音楽環境創造科 第一講義室
地図:http://www.geidai.ac.jp/access/senju.html

登壇者:Noriko Manabe (Princeton University), Martin Roberts (Independent Scholar) 
司会:毛利嘉孝(東京芸術大学)

1) Noriko Manabe (Princeton University)
Title: Toward a Typology of Intertextuality in Protest Songs: Revolution Remixed in Antinuclear Songs of Post-Fukushima Japan
Abstract:
Despite Hiroshima and Nagasaki, Japan has pursued a program of expanding nuclear power, enabled by tight relationships among the electric power companies, central and local governments, and the media that go back to the beginning of the Cold War. Since Fukushima, public opposition to nuclear power has grown widespread in the face of the perceived lack of trustworthy, timely information on radiation from officials. Nonetheless, the mainstream media has carried little non-official information and ignored protests, while some antinuclear figures have suffered consequences. Under these circumstances, music—in sound demonstrations, performances, and cyberspace—has emerged as an important conduit for the voicing of antinuclear sentiments.
Protest songs, by their very nature, are highly intertextual; they refer to current issues either directly (e.g., through lyrics that quote officials) or obliquely through metaphors. In addition, they often refer to historical movements, thereby accessing the listener’s feelings about that movement and compounding the songs’ power through semantic snowballing (cf. Turino). Classifying types of intertextuality would be useful for analyzing how musicians choose to convey their messages, and how they are received.
Using Genette’s classification of transtextuality as a starting point (with references to Lacasse), I formulate a typology of intertextuality for protest songs. These types include hypertextual covers (with changed lyrics), remakes and reinterpretations, mash-ups, metaphors, and allegories; intertextual quotations; paratextual uses of promotional or concessionary materials; and architextual adaptations of style for strategic purposes. In order to analyze reception, I overlay Peircean models of how signs take on meaning and are interpreted. My analytical process considers signifying parameters (e.g., texts, music, performance, visuals), referred events, and dynamic responses.
I apply this process to analyze the music of the Japanese antinuclear movement post-Fukushima, overlaying findings from interviews with artists and protesters, to describe the methods by which musicians deliver their antinuclear messages. Through writing new lyrics to existing songs, quoting hip-hop classics by Gil Scott-Heron and Public Enemy, performing satirically as electric-power officials, adapting light-hearted matsuri (festival) styles, or using metaphors (e.g., Godzilla), musicians comment on nuclear policy and draw parallels between this movement and World War II, antiwar protests, and African-American struggles.

2) Martin Roberts (Independent Scholar)
Title: THE SMALLEST MUSIC IN THE WORLD: VIDEOGAME SUBCULTURES AND NOSTALGIA FOR THE FUTURE
Abstract:
This paper addresses the emergence over the past decade of a new kind of digital musical object which I call nanomusic. Variously known as 8bit, blip-hop, or chiptune music, these new musical objects originated through the hacking of the sound-cards of vintage console video games produced by companies such as Atari and Nintendo, and were aesthetically inspired by their soundtracks. In recent years, the rapid growth of mobile software development and social networking sites have intensified the production and exchange of such musics, which are today the focus of a thriving subcultural community in the U.S., Europe, and Japan. The paper will consider nanomusic in relation to three main areas: new media histories, including mp3 and other digital music formats, peer-to-peer networking, and mobile technologies; DIY culture, hacking, and subcultural resistance; and recent critiques of the “retromania” of postmodernist media culture. Attention will also be given to questions of aesthetics, notably hybridization with other forms of popular music, and performance at festivals and other live-action venues.

問い合わせ先:安田昌弘(研究活動担当理事)
yasuda_at_kyoto-seika.ac.jp (_at_をアットマークに変えてご送信ください)

2011年第2回関東地区例会

関東地区では、下記の通り研究例会を開催します。

日時:2011年9月10日(土)14:00~17:00
会場:亜細亜大学2号館236教室
アクセス:JR中央線武蔵境駅北口から徒歩12分、または北口からムーバス「境西循環」「境・東小金井線」に乗り「亜細亜大学南門」下車
地図:http://www.asia-u.ac.jp/access/map.html

タイトル:「ポスト・パッケージ時代の音楽活動 ―― ネットレーベル現象から考える」

・谷口文和(企画+司会・亜細亜大学短期大学部)
 趣旨説明:音楽産業の過渡期という観点から
・日高良祐(東京芸術大学大学院)
 ネットレーベルを軸としたコミュニティ意識の形成
・今井晋(東京大学大学院)
 ミュージシャンのコミュニケーション:ネット以前と以後
・樺島榮一郎(相模女子大学)
 各報告へのコメント:コンテンツ産業論の立場から
・トークセッション

企画趣旨
 音楽の流通メディアの中心がCDからインターネットや携帯電話へと移行しつつある現在、「ネットレーベル」と呼ばれる音楽配信のスタイルが注目を集めている。国内外のネットレーベルからはテクノなど電子音楽の作品が次々と発表されており、レーベル内やレーベル間での音楽家の交流も活発に行われている。しかし、レコード会社というかたちをとらない彼らが何故「レーベル」という呼称にこだわるのか。この「レーベル」という語に込められた意味を読み解くには、大手レコード会社のあり方を半ば基準としてきた音楽産業の理解の枠組とは別の視点が必要となるのではないだろうか。
 そこで今回は、音楽家の新たな活動基盤、キャリア形成手段という観点からネットレーベルを取り上げ、そこに形成されるネットワークや価値観、ひいてはそれらを通じて見えてくる音楽産業の成立条件について議論したい。

研究会終了後には懇親会も予定しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

問い合わせ先:安田昌弘(研究活動担当理事)
yasuda_at_kyoto-seika.ac.jp (_at_をアットマークに変えてご送信ください)

2011年第3回関西地区例会

関西地区で、研究例会を下記のとおり開催します。(7/7追記:時間と会場が変更になりました。ご注意ください。)

日時: 7月9日(土曜)16時30分開場~19時30分終了
会場: 関西学院大学 大阪梅田キャンパス 14階 1406号室
(大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階<受付、TEL06-6485-5611>)
アクセス: 阪急「梅田駅」 茶屋町口改札口より 北へ徒歩5分。
JR「大阪駅」御堂筋出口から徒歩10分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」から徒歩7分、「中津駅」から徒歩4分。
地図: http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html

発表1: 「現代の若者のケータイ・コミュニケーション―自己と他者をつなぐ着信メロディー」
発表者: 石井裕子氏 (関西大学大学院社会学研究科マス・コミュニケーション学専攻修士課程修了)
要旨:
本研究は、現代若者の人間関係やコミュニケーションに注目する。とりわけ携帯電話の着信音を使って自己と知人をどのように結びつけているのか、明らかにすることを目的とする。携帯電話のメモリー内で、テーマごとに分類されたグループに着信音を設定する行為(グループ着信音)、特定の個人に着信音を設定する行為(指定着信音)について、焦点をあてる。

発表2: 「ジャマイカのダンスホール音楽にみる「バッドマン」の抵抗と信仰心」
発表者: 二宮健一氏 (神戸大学大学院国際文化学研究科博士後期課程)
要旨:
ジャマイカのダンスホール音楽で表象される典型的な男性イメージ「バッドマニズム」は、貧困層の若者による体制への抵抗表現として解釈されてきた。本発表では、「バッドマン」を体現する歌い手がこの国のイデオロギー装置ともいえる教会との間にとり持つ関係を手掛かりとし、「バッドマニズム」の社会的意義を再考する。

研究会終了後には懇親会も予定しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

問い合わせ先:安田昌弘(研究活動担当理事)
yasuda_at_kyoto-seika.ac.jp (_at_をアットマークに変えてご送信ください)

IASPM 2011 16th Biennial International Conference 開催のお知らせ

2年に一度開催されるIASPM国際大会は、今年の6月26日より7月1日にかけて、南アフリカのグラハムスタウンにあるローズ大学(Rhodes University)にて開催される予定です。プログラム(スケジュールと発表者および発表題目など)は以下のリンクよりダウンロードできます。

http://www.iaspm.net/doc/iaspm11_programmedraft_04-28.pdf

日本からはかなり遠い地での開催ですので、参加が難しい方も多いと思いますが、可能な方はぜひ奮ってご参加ください!

2011年第2回関西地区例会

関西地区で、研究例会を下記のとおり開催します。

輪島裕介氏著『創られた「日本の心」神話 「演歌」をめぐる戦後大衆音楽史』 書評会
日時: 6月18日(土曜)16時開場~19時終了
会場: 関西学院大学 大阪梅田キャンパス 14階 1402号室
(大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー14階<受付、TEL06-6485-5611>)
アクセス: 阪急「梅田駅」 茶屋町口改札口より 北へ徒歩5分。
JR「大阪駅」御堂筋出口から徒歩10分、地下鉄御堂筋線「梅田駅」から徒歩7分、「中津駅」から徒歩4分。
地図: http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/index.html

著者の輪島裕介氏(大阪大学)ご本人をお迎えしたうえで、細川周平氏(国際日本文化研究センター)と長﨑励朗氏(京都大学大学院博士後期課程・学術振興会特別研究員)のお二人が評者を務めてくださいます。研究会終了後には懇親会も予定しています。多くの皆様のご参加をお待ちしております。

問い合わせ先:安田昌弘(研究活動担当理事)
yasuda_at_kyoto-seika.ac.jp (_at_をアットマークに変えてご送信ください)

『IASPM@Journal』への投稿を募集します(終了)

IASPM@Journalは、IASPM(国際ポピュラー音楽学会)の機関誌です。IASPMは、ポピュラー音楽の調査、研究、分析を促進するために設立されました (http://www.iaspm.net/) 。その機関誌である本誌は、国際ネットワークとして、 IASPM会員の研究成果を世界に、そして各地域に、普及させることを目指します。従って、本誌は英語が一応の公用語ではありますが、学会員は各支部の言語、すなわちイタリア語、オランダ語、スウェーデン語、スペイン語、デンマーク語、ドイツ語、トルコ語、日本語、ノルウェー語、フィンランド語、フランス語、ポルトガル語による原稿を提出することもできます(本誌が使用するオープン・ジャーナル・システムズ(下記参照)自体は英語のシステムですが、他言語も対応可能です)。また本誌は単一言語による論文を掲載する場合もありますが、二カ国語版を積極的に掲載していきます(なお二カ国語版は、査読が終わって採用が決定した段階で作成が求められます)。

 原稿の長さは、論文の場合約10,000-20,000字(英語で5,000-8,000語)、書評の場合約4,000字(英語で1500語)です。内容はポピュラー音楽に関するものであれば、どの分野、時代、地域について扱ったものでも構いません。また歴史、批評、理論、描写などのいかなる方法論やアプローチを用いても結構ですが、本誌は様々な分野の読者を対象としているので、そのことを念頭において書いてください。例えば、社会学的な論文でしたら、音楽学者や文学評論家やポピュラー音楽批評家などにも理解できるような書き方を採用してください。その逆もまたしかりです。

 なお、書式の原則については別掲文書をご参照ください。 IASPM@Journalに投稿するには、IASPMに未入会の人は入会 した上で、専用サイトにてReaderおよびAuthorとして登録してください。本誌は登録さえすれば誰でも閲覧可能です。ログインしたら、まずは自身のプロファイルを作成し、Affiliation欄には所属機関名を、Bio Statement欄には専門分野名を、それぞれご記入ください。書評に関心があおりの方は、どの分野の書評ができるかについてもご記入ください。 ログイン後、Authorとしての登録が済みましたら、User Home欄のAuthorをクリックして原稿を提出してください。サウンド・ファイル(mp3)や、高解像度画像(グレー・スケールで最低でも300dpi)は追加ファイル(supplementary files)として提出できます。 本誌第一号の投稿締め切りは2009年5月1日です。 オープン・ジャーナル・システムズは、パブリック・ノリッジ・プロジェクトによるフリー・ソフトウェアです。詳しくはこちらをご覧下さい。

日本語によるお問い合わせは下記までお願いします。

川本聡胤 ak1@d3.dion.ne.jp
International Editorial Advisory Board IASPM@Journal