The Japanese Association for the Study of Popular Music

2015年度 第2回 関東地区例会開催のお知らせ

2015年度第二回関東地区例会を下記の通り開催いたします。皆さまのご参加をお待ちしております。

書評会:柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』書評セッション

日時:10月18日(日)14:00-17:00
会場:立教大学池袋キャンパス 11号館A303号室
アクセス:JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線「池袋駅」下車。西口(C3出口)より徒歩約7分。正門を入り時計台のアーチを抜けると右手前方に見えるガラス張りの建物。
地図:http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/

 

登壇者(以下敬称略)
著者・柴那典(ライター、音楽ジャーナリスト)
評者・井手口彰典(立教大学社会学部准教授)
原島大輔(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
司会・瀧戸彩花(立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科博士課程)

 

 

――新しい文化が生まれる場所の真ん中には、インターネットと音楽があった。2007年、初音ミクの誕生と共に始まった三度目の「サマー・オブ・ラブ」とは ――(「BOOK」データベースより)。

「初音ミク」を巡る大きな潮流を見つめ続け、その歩みを生みの親や周辺関係者、ボカロPへのインタビューを基に検証し、ゼロ年代の日本の音楽シーンと社会背景を語った著書『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版,2014)の書評セッションを開催いたします。
ネットにおける音楽シーンを語る上で、今や切っても切れない存在となった「初音ミク」。2007年に誕生してから今日に至るまでに、単なるツールやソフトウェアといった枠組みを超え、様々なコンテンツとのコラボレーションにより「音楽の新しいあり方」を提示し続けてきました。人々の生活や価値観にまで影響を与えるボーカロイドについて今一度議論することは、過ぎ去ったゼロ年代を振り返り、新たな音楽の可能性を作り出すことにも繋がるのではないでしょうか。本例会の議論が、21世紀の音楽の指針を更に深めるものとなれば幸いに存じます。
著者の柴那典氏に加え、評者として同人音楽の研究で知られる音楽社会学者の井手口彰典氏と、ネットワーク音楽に詳しい情報メディア研究者の原島大輔氏が登壇します。

終了後、池袋近辺で懇親会を予定しております。こちらも奮ってご参加ください。

お問い合わせ
瀧戸彩花(関東例会担当研究活動委員)
12vt009p[at]rikkyo.ac.jp([at]を@に変えてご送信ください)
粟谷佳司(研究活動担当理事)([at]を@に変えてご送信ください)
awatani[at]gmail.com